アフィリエイトについての法律を熟知しておきましょう!
当記事はアフィリエイト広告を利用しています。
アフィリエイトでは扱うジャンルや商品によって大きく報酬が変わってきます。
中には1回で数万円以上の報酬が発生するプログラムもありますが、アフィリエイトの法律に関しての知識が無いまま紹介しないようにしましょう。
もしもアフィリエイトに関して正しい知識がないまま商品を紹介したとして、刑事罰の対象になっていたら後で知らなかったといっても通用しません。
またアフィリエイト広告の中には詐欺的な広告が含まれている可能性もありますので、何も知らずに紹介してしまうと読者さんにあなた自身も同じ詐欺師だと認識されてしまいます。
読者さんから一度サイトに悪いイメージが持たれると、信用を取り戻すことは並大抵のことではありません。
アフィリエイターとして安全に稼ぎたいと考えているなら、正しい法律の知識を身に着けてリスクを回避できるようにしておきましょう。
著作権について
著作権とは音楽・映画・写真・小説等を作成した著作者を守る権利です。
もしもこのような著作物を無断で利用すると、著作権侵害となり刑事罰の対象になってしまいます。
例えばアフィリエイトでは自分が紹介しようとした商品を、他の人が紹介しているサイトの文章をそのままコピー&ベーストする行為ですね。
検索エンジンからもコピーコンテンツだとペナルティを課せられるリスクが生じますので、必ずオリジナルの記事を作成するようにしましょう。
景品表示法について
景品表示法とは「不当景品類及び不当表示防止法」を略したもので、消費者に誤認されるような不当表示や誇大広告等についての規制ですね。
景品表示法の規制対象は「広告主」になりますので、アフィリエイターに対する景品表示法違反の罰則は原則適用されません。
しかし、広告主の意図しない内容を記述してLP等を作成した場合、「成果却下」や「提携解除」になる可能性がありますので注意しておきましょう。
あまりにもアフィリエイターの誇大広告や虚偽が多い場合は、広告主がアフィリエイト広告をやめてしまうことも考えられます。
薬機法について
薬機法とは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」を略したもので、2014年11月に「薬事法」が改正される際に名称も変更されました。
薬機法の対象となるのは「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」「再生医療等製品」の5つになります。
特にアフィリエイトの際に注意しなければならないのが、「化粧品」「医学部外品(薬用化粧品)」の表現についてですね。
「化粧品」の場合だと病気を治療したり老化を予防する効果はありませんので、「シミやシワが消える」「20代の肌に蘇る」等の表現を使わないようにしましょう。
化粧品を紹介する際の表現については以下を参考にしてみてください。
薬用化粧品は薬機法で「化粧品としての使用目的を併せて有する化粧品類似の剤型の外用剤」となっています。
例えば「薬用○○」という商品ですね。
アフィリエイトで薬用化粧品を紹介する際は、厚生労働大臣や各都道府県知事から承認を受けている効能・効果以上の表記はできません。
薬用化粧品を紹介する際の表現については以下を参考にしてみてください。
⇒厚生労働省「医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等」を加工して作成
健康増進法について
高齢化が進み国民の健康増進を図る目的で制定されたのが「健康増進法」です。
健康増進法では健康食品の広告表示について規制があり誇大広告や虚偽等を禁止しています。
景品表示法との違いは規制対象が「広告主」だけでしたが、健康増進法ではASPやアフィリエイターも規制の対象となります。
代表的なのは以下のような表現ですね。
- 広告等で表示されている効果が実際と大きく異なる
- 著しく誤認させるような表示
- 「最高」「日本一」等の最上級表現
- 疫病を治癒できるような表示
- 国の評価や許可を得ているような表示
健康増進法に違反した場合、最大で6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられることがありますので注意しましょう(健康増進法第71条)。
それぞれアフィリエイト自体に問題があるのではなく、知らないでNG表現を使ってしまい違反してしまったというケースがほとんどです。
アフィリエイトで自分が扱うテーマについて正しい法律知識を事前に学び、間違った情報を読者さんに伝えないようにしましょう。